地図の北端からの一本道、
Evionnazの古くからの地区で道の両側に建物が連なっています。
E教会のすそばにトイレあり(きれい)。ここを歩いたのは2021年4月、コロナの影響でレストランの類がすべて閉まっていた時期で、ここのトイレは本当にありがたかったのでよく覚えています。Evionnazには営業時間の長いカフェレストランがあり、最近寄った時には地元民でなかなか賑わっていました。地域の飲食店の生き残りを心配している私としてはちょっと安心。
山をバックにピンク色の建物。
学校建物ですね。現在は役場のようですが、建物の背後に小学校らしい新しめの建物があるので、相変わらず学校としても使われているのかも。
今回はローヌ川の西側を歩いているので通りませんが、Evionnazで一番有名なのは川の東側の河川敷で夏期に開催される、巨大迷路Labyrinthe Aventure(ラビリンス)。お子様向けですが、線路わきにあるので電車からよく見えます。
メインストリートを抜け、車道を避けて森のすぐ縁を通る道に入ると、
戦車対策のコンクリートの障害物がずらっと並んでいます。
この近くには大砲を備えたEvionnaz要塞。MartignyとSt-Mauriceの間には要所St-Mauriceを守るための軍事要塞跡が続きます。私、別にミリタリー愛好家というわけじゃないのですが、普通に歩いていて沢山沢山出てきますね。Evionnazの要塞は5人以上事前予約で見学可能。
戦車が戦車除け障害物に当たってまごまごしている所を高台の要塞から大砲で撃破!の図。
新旧の戦車図鑑
牛さんが草を食むのんびりとした眺め
さてこの道はローヌ川沿いをSimplon(シンプロン)峠を通ってパリからミラノ、ローマ、ナポリへ行く過程で、別名「Voie imperiale=皇帝の道」とも呼ばれています。
それまでは上かの急流で道が寸断されている悪路だったのを、皇帝ナポレオンの命により整備されたのです。
Evionnazの中心部には一里塚(㎞)の碑が残っているとのこと。
街道沿いに家が並んだ集落La Balmazを通り、
しばらく車道(歩道あり)を歩いた後Mievilleに入ると奥に滝が見えてくる(山の中腹から出ている白の線)。
なおMievilleにもトイレの表示がありましたが、私はこちらのトイレは確認していません。
Pissevache(ピスヴァッシュ)の滝です。何やら手前に見えるのは発電所の部品の展示かな。
歩行と写真は2021年4月初めと2013年6月初め(戦車のパネル)
この辺りからVallee du Trientの観光協会管轄地域に入ります:
https://www.valleedutrient.ch/