Via Francigena (48) La Tour-de-Peilz

Veveyから隣のLa Tour-de-Peilzに入ります。歩いているのは湖畔ですが、地図の左側、建物が密集しているのがLa Tour-de-Peilzの旧市街(中心部)。

ここで晩年を過ごしたのがフランスの画家Courbet(クールベ)。パリコミューンに参加したことからフランス政府の追及を受けスイスに逃亡。1873~1877年までの4年間をスイスで過ごし、La Tour-de-Peilzの湖畔の家で一生を終えました。https://www.courbet.ch/ には、La Tour-de-Peilzの中心部&湖畔に残るCourbet関連の場所が載っています。

13世紀に建てられたサヴォア候の城。Via Francigenaは重要通商路でもあり、見張り塔がある要塞、税関の役割もある城でした。1476年の戦いで損傷、300年放置された末、1747年より私有地になり、

1979年、住民投票の末La Tour-de-Peilz市が買い取り、1987年よりMusee Suisse du Jeu、ゲーム博物館。なお、La Tour-de-Peilzには鉄道駅があります。

もう一度Lavauxを振り返り眺めます。Veveyからこの辺りまで、湖で泳ぐためのシャワーや簡易着替えスペース、競技ボートの格納庫があり、それらの近くにはトイレがあることが多いですが、公共水辺であるBain Public de Becque の手前で残念ながら、一旦湖畔を離れ、結構長い間、車道(歩道あり)を歩きます。

両側は「邸宅」と呼べる大きな建物。広大なスペースだけど郵便ポストが一つだけ、ということは一家族だけで住んでんだ~というようなお宅が続きます。が、他の地域でも見かけることだけど、人気がなく改修を待つ状態の敷地、または改修中、または新しい集合住宅を建設中の所など、相続するのが大変だったのかなあ、と思わせるお宅もありました。この車道にはバス201番が通っているので、途中で歩くのを切り上げるのも簡単。

左端、赤枠で囲ったバス停がBurier

バス停Burierの所でようやく車道から湖畔に下りていきます。

昔はもっとずっとシンプルなキャンプ場でしたが、2019年から秋から冬にかけてサウナ小屋(フィンランドなどにありそうな木製の小屋)Steam on the water、マッサージ、レストランの小屋が出現しました。一応ヒッピー文化の残り香が感じられるシンプルな建屋だけど。夏期(4~10月)にはテントサイト&キャンピングカーサイトCamping de la Maladaireで賑わっています。以前はもうちょっと隠れ家的な雰囲気があったのだけど、すっかり俗化した、とは言いすぎか。

歩行と写真は2023年9月下旬

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