今回はLutryからVeveyまで、湖畔にほぼ沿った経路(上の地図では緑の太線の下の方)をとりましたが、Lavauxの範囲、もといブドウ畑は斜面のもっと上方にまで広がっています。青の■が鉄道駅。以前の記事でも書いたように、Lausanne(ローザンヌ)からVevey(ヴヴェイ)まで、湖畔を通る経路と、斜面のもっと上を通る2経路があります。
まずはPuidoux駅の西側部分。ちなみに横切ってるオレンジ色の太線は高速道路!この先もそうだけど高速道路の存在感も半端ないんですよね。残念ながら。
LausanneからLutry、Villette、Cullyと続くのが湖畔沿いを通る路線。山側のもっと高所を通る路線はこれまたブドウ産地のGrandvaux(グランヴォー)を経由してPuidoux(ピュイドゥー 以前はPuidoux-Chexbresという駅名でした)で乗り換えてVeveyまで下っていきます。LausanneーVevey間、山側を走るのは一時間に1本。湖側はもっとずっと頻繁に運行がありますが、途中駅を通過する列車もあります。Pully、Lutry、Cullyにだけ停まるのがあって、VilletteやSt-Saphorinなどの小駅に停まるのは1時間に1本のみ。昔書いたのはPuidouxから地図上端のTour de Gourzeに寄ってCullyまで下りるコースでした。
CFF/SBB鉄道時刻調べ:
https://www.sbb.ch/en/timetable.html?WT.ac=textimageteaser-neuer-fahrplan
PuidouxからVeveyにかけて、Lavauxの東側。
Puidouxで乗り換えてVeveyまでの列車からの眺めは本当に美しいです。
Veveyの手前「F」とあるのがVevey-Funiculaire、Mont-Pelerinまで上って行くケーブルカーとの接続駅(2つの駅は道を挟んで離れている)。ちなみに地図右上端のピンク色の太線はVaud州とFribourg州の州境。この地図ではバス停留所マーク追加。鉄道の他にバス路線も使えます。
緑の太線が名前(テーマ)付のハイキング道ですが、その他にも名無しの道(オレンジの細い線)も甲乙つけがたいハイキング指定道です(共に歩行者専用道ではないことに留意)。今回は寄らなかったけど、Puidouxのすぐ東側にあるChexbresもLavauxの範囲内、ブドウ畑に囲まれていて、高度がある分眺めも良いです。駅近くの公共トイレあり。ChexbresまではVeveyやSt-Saphorinからもハイキング道をたどって来られます。
観光で乗る人は電車に比べると少なそうですがバスも走ってます。バスって乗り慣れないと敷居が高いですが、鉄道と同じ切符で乗れます(Vaud州のほとんどはゾーン制でゾーン内なら鉄道、バス、Mont-PelerinへのケーブルカーもOK。制限時間あり)。鉄道が比較的集落の中心から離れた所に駅があるのと違って、バスは中心部を通ることが多いですし、バスしかとまらない集落もあります。
ただ、バス路線はそれなりの頻度で変更があります!こちらはローザンヌとその近郊をカバーするTLの路線図。以前はローザンヌの東端、Pully,Val-VertからGrandvauxを通ってCullyまで走るミニバスが展望良しで気に入っていたのですが、経路を短縮してGrandvaux止まり。興味がある方はお調べください。
フェリー。LausanneからVeveyとその先まで、一区間だけでも乗れます。CGNのフェリー、船着き場に切符販売機がなくても、乗船してから船内の窓口で買えます。残念ながら、Mobilisのゾーン切符の適用はされず、新たに切符を買う必要があります。つまり鉄道のLausanneーVevey切符では船には乗れません。船が通勤に使われているチューリッヒ近くの湖と違って別料金なんですよね。乗り物一日乗り放題切符Day passes/Cartes journalieres/TagescartenならOK。
過去記事からLavaux歩くならMobilis切符
郵便バスのサイトからVaud地域:https://www.postauto.ch/en/timetable-and-network/route-network
Lausanne圏内とその周辺のバスについて、TLのサイトから:https://www.t-l.ch/map/schema
https://www.t-l.ch/en/travel/network-maps/