前回は霧の時期の歩きでして、見通しが悪いというより全くなかった!そのリベンジを兼ねての寄り道紹介1。Ste Croixも含まれるスイスの最西側、左肩に当たる部分にはJura山地があり、ちょっとした壁になっています。アルプスほどじゃないけどそれでも往来の障害物でして、でも高台なのでそこからの見晴らしは最高です。しかもSte-Croixからだったらちょっとの登りで尾根線に出られます。
2023年1月現在はSte-Croixから西へは道の整備で通れなくなってるところ(赤白太線)もありますが、代替道(オレンジ太線)が設定されているので、Ste-Croixの駅から南側へ、
La Sagneを通りぬけ、
両側にのびる丘の間の緑の牧草地帯を歩き、
やはりSte-Croixから、もっと南側を通ってきた5番の道と合流します(地図の左端)。ハイキング道が交差する地点でもあり、牧草地帯の真ん中に食事処La Gittazあり、コーヒー飲んで一息ついて。
この一帯は標高1000m超のSte-Croixからのんびり歩いて高度を稼げ、また反対側の車道から車でのアクセスも可能なので(バス停はないが)気軽なハイキングコース、あるいは単に景色を楽しみながら食事をする人で週末は常に人出があるそうです。そしてこの先も食事処が適度な距離で現れるのは便利なところ。
奥に白く見える線は石積みの壁(放牧牛のため)、点のように見えるのは牛、牛、牛。
この辺りはハイキング道が複数交差していて若干分かりにくく、私は最西端のSur le Tourまで行ってしまってから戻って引き返し、ジグザグに上るとAiguilles de Baulmesのこれまた最西端(標高1558mとあるところ)にいきなり出ました。
切り立った岩壁。そのままオレンジの細線で描かれたハイキング道(緑の太線じゃない方)、細い尾根線道にそって東に歩きますが、ずーっとこのような景色が続きます。
ちょっと移動すると、ちょっと景色が変わるから、ついつい写真を量産してしまう。
Aiguilleは針、尖峰、岩峰の意味だそうで、Aiguilles de BaulmesはBaulmesの岩峯。Baulmesという町がこの麓にあります。
尾根線の真ん中あたりにCave Noir=黒の洞窟に降りてく小道があるが行かず。斜面に面した洞窟の大きさはそこそこですが、眺めが良いみたいです。ここはともかくそれなりに岩々の道なのでそれなりにしっかりとした足装備で行きましょう。
水色の池のようなPuits de Jacobのやや北にRestaurant Mont de Baulmesがあります(ここも車でのアクセス可能)。ここからうねうねとBaulmesの町に下りました。
Baulmesの町は古い建物も多く、不思議な雰囲気がありました。ここから列車 で帰宅。Baulmesは次回、VuiteboeufからのVia Francigenaで通ります。Ste CroixからVuiteboeufの間も、天気が良くて木々に葉が生い茂っていなければ、今回のような平野部と湖が見られるはずです。
歩行と写真は2019年6月初め