スイスのお正月、2023年1月のスイス

新年は、爆竹と花火で始まります。年々花火が大掛かりになる気がする。午前0時と共に打ち上げられるはずが、20分近く早く、フライングでバンバン音がしていたし、午前1時過ぎまで続いていて、うるさかったーーー空には星が見えるくらい晴れていて、それなのにカーディガンひっかけたくらいでも外が寒くないーーー

1月6日は王冠型のケーキやパン、中に一つ当たりが入ってて、当てた人は王、女王になれる(報酬はない、紙の王冠がもらえるだけ)

2023年1月1日、2日とスイスは大変に暖かでした。観測史上(この表現は聞き飽きた)1月としては最高気温を観測したところも多く、20度(!)の所も。私が住んでる所でも最高が16度、最低も10度を下回らなかったのではないかしら。

誰が王(女王)になるかな?

原因は山から下ってくる温かい風、フェーン!覚えてますか、日本では夏の日本海側に吹くイメージがありますが、スイスでは年中吹いていて、また、フェーンFöhnが髪を乾かすドライヤーの意味に使われる!

東方の三博士にちなんで

「お正月」は祝祭感がほとんどなく(「良いお年を」とは言う)、2日の月曜日は私が住むVaud州ではCOOP、MIGROSなどのスーパーは閉まってましたが、隣のValais州では開いてたらしい。そして3日からは大型スーパーは営業を始めるし、職場によっては平常運転に近い感じでもあるかしら?学校と町役場などの行政機関は今週いっぱい休みのようですが(うちの町はそうだけど、これは幅がありそう)。

Dry January アルコールなしの一月 ノンアルコール飲料

正月飾りに替える必要がないので、ツリーもそのままの家庭が多いんじゃないかしら?市町村が広場などに飾ってるツリーも、年を越して飾られてます。第一、片付ける人手がクリスマス以降休みを取ってることも多いし。

ノンアルコールの広告だけど、大丈夫、肉も普通の酒も売ってますから

クリスマスツリーですが、地方によっては24日の晩、子供を寝かしつけた後に親が大急ぎで飾り付け、25日の朝に子供が見つけて大喜び!な地方もあります。一応、「クリスマスの子供」が夜中にやってきた、ということになってます。その場合は1月に入ってからも、しばらくは飾ったままじゃないと。

JanuaryならぬVeganuary・・・肉を食べずにヴィーガン生活に

「クリスマス」は25日以降も続きます。1月6日は東方の三博士が生まれたばかりのイエスに会いに来た日を祝う日で、この日にプレゼントをもらう習慣の地方もあるし、王冠型の丸いお菓子やパンを食べるのもこの日。

偽肉(肉に似せた植物性の食べ物)

そして、年末の食べ過ぎ飲みすぎに対し、近年1月をDry January=断酒月、肉を食べない菜食月にしようとする機運もあります。菜食についてはウィーガン、代替肉の商品(本物の肉より値段が張る)のプロモーションの意図が見え隠れしていて、なんだかなあ、と私は思うのですが。

コメント

  1. 合言葉は同じ誕生日♫ より:

    まるで沖縄のような気候だったのですね。避寒でもスイスに行きたい…

    • panorama-alpin より:

      ヨーロッパ全般に異常高温だったみたいですね。いやいやスキー場は雪がなくて大変ですよ。しかも12月中旬くらいまではそれなりに寒くて期待してただろうに、雨が降って雪が融けちゃったんですよーーー 今世紀末までに氷河は全部融けるだろうと言う話です(涙)

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