スイスの温泉(6)Lavey-les-Bains

Lavey-les-Bainsはフランス語圏にある温泉施設。St-Mauriceから一時間に1本バスが出てますが、駅から歩いても1時間程度。バスは、まずLavey-Village、地図上の上(北)にあるLaveyの町に寄ってからBains、温泉(地図の右下)に向かいます。

前回までのLeukerbadと違って、Laveyの場合Village(町)はBains(温泉)と分かれていて、温泉周辺に建物がどんどん建つということはありませんでした。知人の家がBainsのすぐそばにある数少ない一軒家で、一世代前までは住んでたけど、上にそびえる崖から岩が落ちてくる危険があるので引っ越した、と言ってました。

そういうわけで、周囲の建物から見下ろされることはないですが、外からやっぱり丸見えの温泉プールです。1月頃に撮った写真で、湯気がもうもうと見えますね。

Lavey-les-Bainsは3時間で28フラン。内外のプール(Piscine)に加えてサウナ(男女混合と男女別のがある)、蒸し風呂が共通料金で入れます。

受付で磁気カードを渡され、上の階にある「入口」の装置にタッチすると回転バーが回転して中に入れます。3時間以内に同じ場所の「出口」にカードを入れて、出ます。

ポイントは、このカードをロッカーの扉の内側の鍵の部分に差し込むことで鍵が掛かる(鍵が回せる)ことです。最初は知らなくて鍵が掛からない、美術館などにある、1フラン硬貨を入れる方式かなあ???と四苦八苦してたらそばの人が教えてくれました。

LaveyはRhone(ローヌ川)沿い、鉄道でSt-Mauriceの北西にはLausanne(ローザンヌ)。この近辺は昔々からの重要通り道、防衛上の超重要地点なので崖の上にはスイス軍の要塞がありました。Savatan Place d’armes Federalとあるところですね。長大な要塞があったのが、近年の軍事施設縮小でほぼ役目を終えたのですが、近いうちに博物館として一般公開されるそうです。

通り道としてどのくらい重要かというと、こちらがレマン湖からのローヌ川(実際はローヌ川がレマン湖にそそぐ)がまずは南下し、Martignyで方向を変えて北東に進路を変えるの地図。

MartignyとSt-Mauriceの間。戦車対策のブロック。

別名Toblerones(空港の免税店でも売ってる連結しているチョコレートに似ているので)(写真は3月下旬)

Martignyからのローヌ川沿いは「ブドウ畑を歩く道」で書いてる途中ですね。この川沿いにはSaillon、Ovronnaz、Leukerbadと温泉がちらほら。

Martignyから川沿いをゆっくりSt-Mauriceまで歩いて4時間くらい。

川の東岸で高くなっているところからの眺め

川の東側を歩いていくと、一か所だけ川岸から山腹の小道を登ってく箇所があります。今見たら紫線、VaudとValaisの州境になってますね。道の険しさと何か関係あるのかな。

Lavey-les-Bainsへ下りる道

https://www.bains-lavey.ch/en/

入館は9-21時。金・土は9-22時。特定の金曜日には真夜中までやってることもあり。(情報は2022年5月の時点)

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