最後に白菜。すべてのスーパーとまではいわないけれど、都市部で外国人がそれなりにいる町だったら多くのスーパーで手に入ります(よって自分で種まいて栽培することはないと思う)。
遅くとも50年前には、少なくともジュネーブでは白菜を売っていました。当時パリ駐在の日本人マダムの一部は「服はパリ、食はジュネーブ」とジュネーブにアジア食品を買い出しに行き、白菜を手に入れていました。
違うのは、日本で買うよりずーっと小振りなことです。長さが20センチ位、1個が5~600グラムで1キロを超えることはほぼないです。楽々冷蔵庫の野菜室に入るので、半分や4分の1で売られていることもありません。日本では当たり前の白菜のあの大きさは不便なこともあるので、白菜に限らず、日本でも小ぶりの野菜を売ってほしいと思うことがあります。
玉ねぎとかジャガイモとかニンジンとか、日本の野菜は時に立派すぎる、完璧すぎる!野菜はある程度の量が袋詰めになっているものの他に、自分で選んで好きなだけ買う方式の二通りになっていることが多いです。ジャガイモやニンジンなどが時にはものすごく小さいものばかりになって、ああ冬真っ盛りだなあ、としみじみ思うことがあります。
玉ねぎなど、ほんの少ししか使わないこともあるので、日本でも小さくしかならなかったのを売ってほしいです。自分で選ぶ方式なら玉ねぎ一個買いもできるのが便利なところです。
袋詰めになった野菜は相当量をお買い上げ、となるので大抵は割安になってます。袋詰め野菜、例えば袋詰めの玉ねぎの中でも普通値段のと廉価版があって選べるところが私は好きです。
廉価版といっても見切り品とは限らず、大きすぎたり小さすぎたりするのが詰められていることがあります。
そして一袋の中でも大小取り混ぜてあることも。料理により使い分けられるので便利だと思うんだけどな。
スイスって寒いから野菜が大きくならない?というわけではありません。実は特に冬場の野菜の多くはスペインやイタリアからの輸入ものだし、ハウスもあるし。大根と白菜は確かに小さいサイズで売ってます。スイスに登場したときの経緯は知らないですが、その時に小さいサイズで入ってきて、それが「普通」になったのかしら???
品種の違いで日本より大きい状態で売られている野菜もあって、キュウリとナスは日本の2倍はあります。こちらのナス、1個買って料理によっては使い切れずに、でもナスって切り口が変色しちゃうので困るのよ!あ、ナスは細くて長~いのもありますね。いずれにしても小ぶりのナスが恋しいなあ。
あとこちらではキュウリは皮をむいて食べるものらしい。