ブドウ畑の中を歩く（９）Sentier du cep à la cime

Chamosonの一周ハイキング路「Sentier du cep à la cime、頂へと続くブドウ畑の道」はゆっくり回って3時間くらい。

地図では右下端、鉄道駅Chamoson-St-Pierre-de-Clages（標高488m）。

駅前にはほぼ何もないですが、Sentier du cep à la cime一周路の看板あり！

駅前には赤色の大きな建物があります。建物の右端まで行ってから直角に、車道をくぐる緩やかな登り道があるので、そこをどんどん行きます。建物の左側の道でも大丈夫です。駅から既に、St-Pierre-de-Clagesの教会の尖塔がちょこっと見えてますのでその方向へ。

駅から10分ほどでSt-Pierre-de-Clagesの教会がある広場。教会は建てられたのが11~12世紀と古いので内部の柱がぶっとい。窓が小さい。

St-Pierre-de-Clagesの町は早くも1376年にChamosonと合併。町というか集落に近い小ささですが、中心部の建物は古いものが残ってます。教会のすぐ横にあった建物の前面の壁右端に積みあがってるのは本（のオブジェなのか本物の本なのか？）。この町は「本の町」を自任していて本祭りとかも開催しているそうです。

左の建物La Pinteと右隣のLa Croix-Blanche（現在はレストランLa P’tite Maison)はつながっていて16~17世紀の建で元々は宿屋。La Pinteはレストラン&カフェ。コーヒーも飲めますが、私が日曜の午前中に行った時には居合わせた男衆のほとんどがワイングラスを前にしていました。この建物の隣には観光案内所があり、週末は閉まってますがSentier du~のガイドマップ（独仏でしか書いてないがな）が扉の外に置いてあります。また広場の向かいに１９５５（1955はこの町の郵便番号）という名のパン屋があり、地元のワインが「蔵価格」でそれなりの種類置いてあります。

そういうわけでワインを飲む場所を見つけるのに苦労はしない町ですがCaveauと称するワインが飲めて副菜や料理も食べられる場所がいくつかあります（以前の記事でCaveauとはcaveの複数形と書いたのは間違いです。この地域で使われているのは主に地元産品を飲んで食べられる場所といった感じです）。そのうちの一つCaveau de l’Octogone。Cave la Pleine Luneというワイン蔵のワイン（と料理）。Dégustation WallyとCoolyではそれぞれ15フランで白3種赤3種、9フランで白２赤2が試飲できると読めます。私は普通にワイン1杯だけでしたが。Octogone＝八角形とは向かいの教会の塔が八角形だから。また広場から反対方向、西に少し行ったところにCaveau la Vouettaz、ここも自分の蔵のワイン（と料理）を提供しているようです（未訪）。

今回はSt-Pierreの中心地から反時計回り、北東方向に歩きます。北西方向、直接Chamosonに向かう場合は徒歩30分くらいかな。ちなみに緑の太線のうち、左下からChamosonを経由して上端真ん中から右上の角に抜けているのは36番の道。

真っすぐな車道の歩道を歩きます。

途中でその道から内側に入るところでは、このように駅前で見たのと同じ形式の解説板があります。この解説板所々にあります（独仏語のみ・・・）

地元が整備している気合が入ったテーマ性のあるハイキング道ということで、この青地にS字が道標としてあるのでこれをたどっていけばよいはずですが。悩ましいのは、それはそれとしていつもの黄色の菱形マークや黄色の方向表示板も併設すべきなはずですが、この黄色マークが省かれ気味だったり（上の写真のはものすごく色あせてますね）、青いのと黄色の方向表示が微妙にずれてたりすること。この辺りは見通しがとてもいいので問題ないです。