2019年の遠出 Toggenburg (2) Stockberg

泊ってたSteinの宿はToggenburgの中心から外れてることもあってか割安でした。部屋は大変にシンプルで、広めの部屋内の家具が箱の外枠のみの作り、朝食もまたシンプルで同行者は軍隊のようだと言っていました。が!ホテル内食堂の夕食(任意別料金)がシンプル(こればっかですね)ながらとてもおいしくバターの良い香りがした。

9時半 3番の道をRisipass方向へ ちょっと上って振り返ったところ

が!支払いにカードが使えないという衝撃的な事実を知り、郵便局のATMまでお金をおろしに行くことに。この近くで郵便局があるのはバス停一つ隣のNesslauの町。Steinから北東方向に山を登ってRisipassからNesslauに下りることにしました(すんごい遠回りですが)。

SteinからRisipassまでは地図では緑線、ナンバリングされた3番のAlpenpanorama Weg、つまり「眺めの良い道」でリヒテンシュタインのVaduzから南西のMontreuxまでスイスを横断しています。今回はそのWegをちょこっとだけ歩きます。

Stein(838m、写真中央の集落)からの登りは結構きつめ。

途中の牛放牧地帯を横切って登るところ、道が結構不明瞭。

私はこの行程を2012年に逆方向にSchwagalpからSteinまで歩いてきているのですが、この時は下に目的地のSteinの町が見えていたので、あそこまで下りればいいんでしょ、と適当に歩いても問題なかったのだけれど、逆方向の登りは目標物がなくちょっと難しかった。

牛と戯れながらも2時間近くかかってなんとかRisipass(Risi峠、1457m)に到着。写真はSchwagalp方向。真ん中から左より、遠くに見える山塊がSantis(2502m)を含む山並みで、高さはそれほどないともいえるが、アッペンツェル州の人にとっては大切な山。

地図では右端のRisipassからは緑線のPanorama Alpin Trailを離れ、Stockberg(1781m)へ向かいます。

こちらは南方向、連なる山の向こうにはWalen湖、その向こうはGlarus州。

12:10 この辺りまでは左手(南側)の景色を眺める余裕もありましたが、この先で右に曲がり、急斜面をひたすら登ります。結構きつい。

やっと頂上。Santisの山塊。Risipassからたっぷり1時間はかかりました。

日曜ということもあって頂上は家族連れなど多くの人でにぎわっていました。といっても頂上周辺はそれなりのスペースがあり、ソーセージを焼いている人たちもいました。ちなみに頂上、登ってきたのと反対側は崖なのでご注意を。

Stockbergは360度の眺めが楽しめることで知られているようです。

南側。遠くに青く三角のピークが6~7頂ギザギザと見えますね。一番左側の頂が前回の見晴台だったHinterrugg、その左手のなだらかなのがロープウェーの終点Chaserrugg、Hinterruggの右側にSchibenstoll、Zuestoll、Brisl、Prumsel~と続きます。これらがWaden湖の北側に壁を成す峰々でToggunburgの山々。

13:40、長めの休憩の後ようやく降り始め、ひたすらの下り。写真は40分後のもの。目指すNesslauの町はまだまだずっと下・・・

15:45 だいぶ下まで降りてきました。2021年は丑年ですね。

左奥にギザギザピーク。

Nesslau-Neu St. Johann駅前(759m)。1000m降りてきたわけです。ここもハイキング道標が気合入ってます。

Nesslau (SG)

Nesslauの街並みです。この写真は以前別記事で一度掲載したかな。NesslauもSteinもスイス内(もしかしたらドイツにも)同じ名前の町が複数あるので、地図などではSt. Gallen州のという意味で地名の後ろに(SG)と付け加えてもあります。

Nesslauには古い建物も残っていますが、バス道の車の通行量は多いです。

私はここからSteinまでさらにThurgwegというThur川沿いの道を歩いて戻りました。Steinまで1時間ちょっとと表示されてたので、川沿いののんびりした道かなあ、と思ったら、「Thurg川」道と謳いながら滝&小さい川ダムの横を上って車道に出てさらにまた川沿いに下りたり上ったりと、起伏に富んでおり、ヘロヘロになってたどり着いたことも懐かしい。遠くに出かけていた日々のことがすべて懐かしい・・・

写真と歩行は2019年9月中旬

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