地図の真ん中左寄り、Cascata da Sglof、滝の記載がありますね。
これがその滝。
そういえば、このあたりの地名には時々イタリア語とは違う表記(oの上に点々(ウムラート)がついている)などイタリア語らしくない綴りがありますね。イタリア語圏ということになってますが山奥だと相当違いますよね、ドイツ語の影響も相当受けてそうな方言。
このあたり、道というより川の中の岩の上を歩いたのですが、もしかして雪崩により道が通れなくなった代替?だったのか?と今書きながら思う。天気が良かったので滑る心配はなかったけど。
木製の寝椅子がしつらえてありました(画面左奥)。ちょっと寝っ転がって休みました。
5月の初め、雪解け水なのか、確かに水の量が多かったです。
岩の上を歩いていきますが、しっかりとした登山靴なら大丈夫。しかし、今までのところが大変に快適な土の道だったので、これが本来のハイキング道だったのかどうかは不明。
いったんは道に出て、
何度かこういう所を通りました。道はわかりやすかったです。地図で見る限り、点線=道から外れないはずなので道じゃなかったのかな。
15:10 Lavertezzo(標高545m)に近づいてきました。
これが有名な石の橋。切手にもなってます。ここまで来ると、観光地です。
青緑色の水。素潜り、カヌー、ただの水浴び、と暑くなると人が大勢浸かってそうです。
Ponte romano=Ponte dei salti (jump bridge)は17世紀に建造されました。
1868年に損傷したのを1960年に改修。
そのまま南のバス停Lavertezzo, Ai Poss辺りまで行くと別の徒歩橋があり、橋から川を見たところ。SonognoからLavertezzoまでは14km、3時間35分のコース、上りの累計が260m、下りが620m。
Lavertezzoの橋の下を流れる川の豊かな水量からは想像できませんが、この地方は水不足に悩まされ、少し前までは家畜を連れて水を求めて移動を続けていました。例えばLavertezzoの北東にあるFopia(2106m)からの雪解け水は急斜面をあっという間に流れ落ちてしまうので、これを貯めて安定して利用できるようにした昔の給水システムを巡るのが上の地図の周回コースSentiero etnografico Revoira。途中解説板もあり一周8.7㎞・3時間。
私はLavertezzoで歩くのをやめましたが、ここから1時間ほどのCorippoは町全体が昔の建物でまとまっていて美しいらしい。ここまでは緩やかな下りでしたが、Corippoから先は今までとは打って変わって川から離れて山道の上り下りです。1000m超の山越えがあり、いったん歩き始めるとバスでのエスケープが難しくなります。LavertezzoからLocarnoまで7時間!
Sentiero etnografico Revoira
https://www.schweizmobil.ch/en/hiking-in-switzerland/routes/route-0629.html
歩行・写真は2014年5月初旬
Ticino州の公式観光サイトから橋の説明:
https://www.ticino.ch/en/commons/details/The-romanic-bridge-Ponte-dei-salti-/2707.html
Sentiero Verzascaの公式サイト
https://www.schweizmobil.ch/en/hiking-in-switzerland/routes/route/etappe-01659.html