ルツェルン周辺の観光というと、遊覧船に乗ったり、足を延ばしてリギ山への山岳鉄道などを思い浮かべる方が多いかと思います。この山岳鉄道、リギ山に限らず往復すると結構なお値段。乗り放題パスを持っていても観光専用の登山鉄道やロープウェイは別料金のことがほとんどです(絶景地でも人が普通に住んでいるところなら乗り放題パスの範囲内となります)。またリギ山の場合、終点の頂上が1436mなため、時期が早いと歩けるか心配。ということで、もっと気軽に歩けるルツェルンを起点とするハイキングをご紹介します。
Luzern駅前からバスで27分「Udligenswil, alte Poste」から歩き始めます。73番のバスが15分おきに出ていて料金は8.6CHF( 2019年の時点での情報) バス停前は交差点のようになってますが、黄色のハイキング表示板を見つけ、Luzern方向に歩き出します。
すぐに町はずれの大きな農家の建物。建物に黄色の菱形の印が見えますね。建物の間を通って行きます。
一枚前の写真の左側に見えるのはリンゴを搾る器械。リンゴジュースを缶で売ってました。蜂蜜も売ってました。
農家の建物の中庭を通りぬけると緑の丘。もう少し時期が後になるとこの辺りを牛が草を食んでますが、春先のこの日はまだ外に出ていなくて、気にせず歩けました。牛がいると写真映えはしますが、その場合は牛が外に出ないようにある電線(弱電流)などの柵の途中にしつらえられたゲートを通り抜けつつ歩くことになります。
表示に沿ってどんどん歩きます。丘の上部に来ると、遠くの山々が見えてきます。
今日歩いている丘陵の両側は線路が走っていてZugとLuzernを結んでいますが(Zurich、Zugを経由してLuzernへ向かう重要通り道)、歩いている間は全然見えません。
道路わきに小さな教会堂。一度アスファルトの道に出てから、また小道へ。小道といえどもここは舗装されてました。
Dallenbachの集落。UdligenswilからAdligenswilまでの間はバス停、食事ができる施設等はありませんが、どうしても切り上げたいときは、少し離れた南側に車道があり、バスが走っています。
1時間10分ほどでAdligenswilの町。Udligenswilもそうだったけど鎧戸に絵が描いてあってかわいい。
ここAdligenswilからLuzernまで1時間半。
ハイキング道はこの茶色の建物(ホテルレストラン)の左手の小道を上って行きます。二手に分かれたバス道の間です。この町から出るところがちょっとわかりにくかった(2014年の話)。
交差点を横切るときにはこのように黄色の表示板。
Adligenswilの町を振り返る。町は周辺を丘に囲まれています。
歩いたのは4月の初旬。これはリンゴの花だと思います。この辺りは標高500mくらいです。春先は都市部の周辺部で木に咲く花が花盛りで美しいです。そして地にはタンポポの黄色。
Luzernはスイスにしては相当の大都市なのですが、そこからちょっと行くとこのような景色に出会えます。
左側にゴルフ場があるところを進みます。
湖畔に出ました。Dietschibergのバス停があります。Luzern駅まで湖畔を1㎞ほど歩きます。
DietschibergからLuzern駅までの間にはバス停が複数ありますし、湖畔にはトイレも多く設置されているのではないかと思います。
このコースは危険なところもなく、距離も手ごろなのでハイキング入門編としてもお勧めしたいところです。またこのくらいの標高ですと通年歩けます。少し気を付けたいのは町、集落から抜け出るところを間違えないよう、表示をしっかり見つけることでしょう。歩いたのは3番の道、Alpine Panorama Trailの一部です。名前からして眺めの良さは保証付き!
UdligenswilからAdligenswil、AdligenswilからDietschibergまでのそれぞれの間にはバス停や店、食事処などはほとんどないです。
https://www.schweizmobil.ch/en/hiking-in-switzerland/routes/route/etappe-01498.html
コメント
都市から行ける大変アクセスの良いコースですね。リンゴジュースの缶が気になる‥
ジュースの缶って一斗缶?どういうシチュエーションで開けて飲むのか、言われてみると謎ですね。瓶に小分けするのか、大勢で飲み干すのか?保存料とか入ってないんですよね?