岩場でもアスファルトの街歩きにでも快適に歩けて、オペラを観に行っても恥ずかしくない靴ってありますか?
無いです!旅行中は少しでも荷物を減らしたい。歩きの旅で靴を何足も持ち歩くのは大変。持ち歩けるのはハイキング用の靴と、もしかしたら部屋でくつろぐためのサンダルのようなものでしょうか。何にこだわるかかは、人それぞれでしょう。
ハイキング靴、登山靴についてはどの程度の本格的な靴にするか、ミドルカットかハイカットか、悩ましいところです。ラヴォーのブドウ畑巡りでしたら全域ほぼアスファルトなので歩きやすい靴であればなんでも。ハイカットの登山靴はむしろ暑いと思います。
歩く予定の道の状態については地図上である程度確認できます。実線ならそれほどの危険性はないことが多いですが、破線はもうちょっと厳しい山道です。特に標高2000mを越えたら夏でも雪も残る可能性があるのでハイカットをお勧めします。しかし、実線で表されていても部分的に岩々したところはあるし、ここは何とも言えません!
そして、たとえ平坦で幅広の道でも問題となるのはぬかるみです!雪解け水、湧き水、雨の後、ちょっとしたことであっという間に道はドロドロになります。水は時には雨が降ってから何日も経ってから流れてきます。滑らないように、転ばぬようにと言ってもこればかりはね・・・秋になると落ち葉、濡れ落ち葉は滑る滑る!また、この夏はどこもかしこも乾燥していましたが、それでも川の近くで太陽から遮られた斜面では例外的に水を含んで滑りやすくなっていました。リスクのある道は、可能ならば下りではなく上りに歩くよう、歩く方向を選ぶと危険は減ります。
スイス人の中には必ずしもちゃんとした登山靴ではない普通の靴で歩いている人も結構います。軍隊での訓練では軍靴と速乾性とかは考えてなさそうな軍服で、重~い軍用リュックしょってひたすら歩かされたらしく、後年になってからも普通の格好でガシガシ歩いています。靴の不備は(ある程度)筋力や体力が補えるんですね。それに比べて帽子から靴まで、全身を科学の粋を集めた素材で作られた服装で歩く私。私が「山と渓谷」で得た知識が覆されていく・・・しっかりした登山靴は筋力・体力の衰えを補えるし、その逆も真なり、かな。
ちなみにスイス人のお宅を訪問した際、それでは、とお宅周りの散歩に連れていかれる場合がよくあります。まあ、スイスに住む人といっても様々ですが、私の知り合いの場合、山歩きをしている人が多く、親切心で案内してくれます。一度など、ものすごく暑い日で、私は室内でグータラしていたい(クーラー無いけど)と思ったが炎天下の牧畜地帯を歩く羽目になりました。集落がある隣はすぐ森や丘陵ということも多いのです。そういうこともあって日常的に歩ける靴でいます。ま、日本にいる時から滅多にパンプスとか履いてなかったのですが。
コメント
10年以上前に石井スポーツで買ったAKUのハイカットですべて対応してます。が、さすがに経年劣化が懸念されるので来年は買い替えか。今年は奥多摩に軽いハイキングのみだったのでとうとう履かなかったなあ‥ KEENのサンダル欲しいな。どこで買いましたか? 最近は島行きばかりなのでビーチサンダルですませてましたが歩き対応もできるサンダルも探してみようかな。
KEENのサンダルは御徒町にあったアウトドアの店で買ったような。これはお勧めです!AKUの登山靴を買ってすぐ行ったのが北海道の斜里岳でした。とほ宿のご主人が、「近頃AKUの靴履いた人が大勢来る」と言ってました。実は数年前に靴底が剥がれ始めたのを近所のミスターミニットで5フラン(500円)くらいで直してもらいました。「山と渓谷」的にはアウトなんでしょうが。最初はまた剥がれたら困るなーと念のため、テープを持って歩いてましたが今はすっかり忘れて歩いてます。