以前、Lausanne-Vevey間のお勧め鉄道路線について書きました。
2018年7月7日から8月26日までの7週間、この区間を含む鉄道の多数の箇所で大規模改修工事が行われます。Lausanne-Vevey間の山側を通る区間は終日バスによる振り替え輸送となります。
Vaud(ヴォー)州の大部分の交通機関では、有効期限のあるゾーン制の料金切符です。去年の記事では、この区間6ゾーン、有効期限2時間の間に山側と湖側の両方に乗って往復するプランを提案しました。
しかし!列車で25分かかるところ、振替のバスは片道だけで1時間15分かかります。この夏この一帯を旅される方は、時刻をよくよく調べてから計画をたててください。
ちなみにLausanne-Vevey間の、湖沿いの路線は影響ありません。
さて、観光客にとってはもっとゆっくり走って!と思う景色の中を時間をかけてくれるので、まあいいか、ですが、大幅に通勤時間が延びてしまう一般利用客にとってはたまったもんじゃない、ということで「補償」として:
迂回路線を使用したり、バス振替により通常より20分以上余計に時間がかかり、その日数が10日以上に達する人は、補償としてCFFで使える金券100フラン分をもらえる!ただし、その証明のためにスマホのアプリを用い、GPSで位置情報が追跡された状態になるらしい。
一か月くらい前にこの案が発表された時には、お金のためとはいえGPSで監視ってどうよ?スマホ持ってない人はどうするの?定期券購入者に限るのか?とか色々つっ込まれてたけど実行されます。ちなみに定期券を持ってない旅行者でも「参加」出来るみたいですね。GPSデータは外部の会社が分析するので個人情報とは結び付けられない、データの秘密は守られる、とは言ってますが・・・
工事が行われるLausanne-Bern間で、影響を受ける人は一日に1万3千人とありますが、夏休み中だからもっと少ないかな?20年から50年に一度の線路取り換え工事のようなので、次回はきっと違う展開になってそう。スマホはまだあるのかな~
以下はCFFの説明サイト(フランス語のみ)