Engstlenalpを出発します。地図上、Engstlenalpからは二つの太い緑線が出ています。赤丸がついてる緑線が40番のVia Sbrinz、これが山と山の間の谷間を行くのに対し、Via Sbrinzの左上(西)を行く1番の道、ViaAlpinaは山の尾根線上を歩くため、もっと眺めの良いハイキング(風にもさらされますが)を楽しめます。しかもVia Sbrinzが輸送に使われた実用の道で、途中から舗装路になるのに対し、Via Alpinaはずっと土の山道。実際、私が歩いた日は快晴、Engstlenalpのバス停で降りたハイカーのうち、私以外は皆ViaAlpina方向を目指していきました…
Engstlenalpバス停からバスが通る舗装路を少し下った後、舗装路から左手の小径に入る歩き始めはこんな感じ。ふかふかの草の上の踏み跡をたどって歩きます。低木の間を縫うような小径をどんどん下り、川をいくつか横切ります。
所々、道が分かりにくいところでは岩等につけられた黄色◇マークを見のがさないように。
EngstlenalpからSchwarzentalまでは舗装路から離れ、夏は牛が放牧されている草地の中を歩きます。そのため時折牛用の柵を横切ることになります。上の写真は弱電流が流れてるタイプ。通る時は取っ手を引っ張り自分で開け、必ず閉めます。
新規の鉄条網の設置は禁止されてますが、古いのがまだまだ残ってます。これも気を付けて開け閉めします。
牛が寝ころぶ横を通ることもあります。牛を刺激しないように静かに、出来るなら距離を取ります。
Innertkirchenまでずっと緩やかな下りです。バスが通る谷間の道から離れたりくっついたりしながら歩きます。舗装路も草地道も明るく見通しの良い道で、危険な部分は無いですが、ずっと日にさらされながら歩きます。
この滝ーJungibacheはバスからでも見られます。左手の山塊の向こうはGadmen。Engstlenalpから山頂を通って反対側に下りる道もあります。
1時間ほどでSchwarzental(1369m)。レストラン併設の宿があります。今日の行程はInnertkirchenまでの4時間の間、トイレはありません。しかも身を隠す茂み等が無い、見通しの良い中を歩きます。心配な方はコーヒー休憩のついでにここでトイレをすまされることをお勧めします。宿・レストラン共に夏期のみ営業。周囲に何軒かある建物も夏の間のみ使われる牛の飼育用の建物と思われます。
Schwarzentalにあった荷物運び用のゴンドラ。地図で見るとこの崖のような斜面の上、標高1796mに小屋が数軒があってそこと結んでいます。そこでも牛を飼育していると思われます。標高差400m以上。すごい・・・
SchwarzentalからGentalhüttenまでは舗装路。晴れると暑いです。バスも通りますがバスの本数は少ないです。
牛、牛、牛
食事、宿泊ができるところ
Engstlenalp:Historic Hotel Engstlenalp 前記事参照
Schwarzental: Restaurant Schwarzental http://www.schwarzental.ch/
宿併設のレストランでドミトリーも有り。営業は6月最初の日曜日から10月中旬までのみ。月・火休み。日曜17時まで
Gentalhutten(バス停名)にあるチーズ製造所Alp Gental。チーズ、バター、クリーム、牛乳が買える。 +1CHFで真空包装にも。製造所見学とチーズ試食(要予約)。チーズメインの食事は、要問合せ。
この一帯標高1200~2000mにかけて放牧されてる牛達の生乳年間120トンは、ここでチーズ11トン、バター800kgになります。
9月中旬には夏の間高地で放牧した牛さんを連れて下すパレードあり。
今回はEngstlenalpからVia Sbrinzのハイキング道を歩きました。Via Alpinaの場合、Engstlenalpから上り55分でTannalp、Tannalpから3時間でPlanplatten(Alpen Tower),ここからロープウェーが出ていてMeiringenの町中に下りることが出来ます。PlanplattenからMeiringenまで歩くと更に4時間ちょっとの山道です。
Engstlenalpから、Meiringenまでのバスが出ているHasliberg Reutiまではたっぷり7時間、途中Planplattenにレストランはありますがエスケープルートはありません。
Meiringenは大きなスーパーもある一大ハイキング観光の拠点です。Meiringenを起点にしてロープウェイを利用すれば気軽な高山絶景ハイクが楽しめます。
写真・歩行は2013年9月初め
コメント
いいなあ、ここ行ってみたい!
ここ、特に最初の1時間が良いです。後半は実は暑くて参ってました。時折通る自転車をうらやましく思った!彼らはずっと下りだ!