スイスの交通システム(2)ラヴォーの車窓から 

私は「乗り鉄」でもあるので歩くだけでなく列車から車窓をぼーっと眺めるのも大好きです。スイスの日差しは時に強烈で、日陰が全くないところの舗装道を歩くラヴォーのブドウ畑ハイキング、天気の良い日は相当暑いです。体調や天候に応じて、列車やバスに乗って楽して済ますのもお勧めです。

前回お話ししました地域内で完結する切符(買うのも乗り降りもすべて域内の切符、Lavauxが入っているのはMobilisです)購入に際しては「片道」のような扱いですが往復して戻ってくることも可能です・・・運賃節約!

簡単に行って帰ってこられるお勧めルート その1 Lausanne(ローザンヌ)-Vevey(ヴヴェイ)往復

LausanneからVeveyまで、湖畔を走る路線の本数は多いです。一時間に5本あります。この二つの駅間をノンストップで飛ばすものからすべての駅に停まる各駅、Pully、Cullyなど主要な駅に停まるもの・・・場所によっては湖が本当に間近で水鳥も泳いでいる人間も良く見えます。

Chexbres-VillageとVevey-funiの間

しかし!一番のお勧めは斜面上のブドウ畑の中を上っていく(下っていく)経路。VeveyからPuidoux-Chexbres間は特に美しいです。鉄道は毎時同じ時刻に来ます(例えば8:25、09:25、10:25~のように来る)。Lausanneから出発する場合、例えば14:24に70番線(1番線のVevey寄り)から出発するPayerne行きに乗るとPuidoux-Chexbresに14:33着。乗り換えて3番線から14:36発車でVeveyには14:49着。

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Veveyからは今度は本数のある湖沿いの路線を使えば最長でも21分でLausanne着。なんなら15:09Vevey発で再び山線のPuidoux-Chexbres経由でも15:36にはLausanneに、つまり6ゾーン・有効期間2時間以内に戻ってこられます。

VeveyからLausanneに山側の線路を経由して向かう場合も同様です。ちなみにPuidoux-Chexbres での乗換時刻はそれぞれ3分ですが通常は問題なく乗り換えられます。LausanneからVeveyの方向では階段を使わなければなりませんが、VeveyからLausanne方向でしたら次の列車はすぐ向かいのホームに待ってます。車椅子だとか足に自信がない方はこの方向のほうがいいかも。

※節約できるかもしれないポイントLausanne-Vevey間は6ゾーン・11.2フランです。(詳細は前回を参照してください)7ゾーン・13フランまでは有効期間2時間ですが8ゾーン・14.8フランを払うと有効期間が3時間に延びます。3.6フラン余計に払えば一時間有効期間が延びるので、6ゾーンを二回買うよりずっと安くつきます。購入したゾーンにすべて乗らなくてもよいのです。往復することが決まっていて、しかも有効期間内で帰ってくるのは難しいな、という時には数ゾーン足す ーちょっと先の目的地まで買うー ことで有効期間を延ばすこともご検討ください。

2018年7月追記:2018年の7月7日から8月26日まで、VeveyからLausanneまでPuidoux-Chexbresを経由する鉄道は改修工事で運休です。振替バスが運行されますが、所要時間は大幅に増え、片道1時間15分かかります!ゆっくり景色が楽しめますが6ゾーン、有効時間2時間での往復はできません!

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