Mines d’asphalte アスファルト鉱山見学

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Val de Traversにある珍しいもの、それはMines d’ asphalte=アスファルト鉱山。正確にはAncienne(旧)が頭につき、現在は操業を停止していますが、見学できます。

鉄道の「La Presta Mines d’asphalte」駅のすぐ向かい。泊まっていたCouvetから川沿いを歩いて40分ほど。

川沿いにはフランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーの解説板。スイスのジュネーブからヌーシャテルにかけて、広域に出没した(人にたかりながら放浪した)人で、この辺りにも滞在した模様。

着いた旧アスファルト鉱山、外観の写真撮り忘れました。受付でチケットを購入して見学ができます。実は前回紹介したNeuchatel Tourist Cardで入場料が無料、と解釈したら、それは資料コーナー内の見学だけで、旧坑道のガイド付きツアーは別料金で参加費は大人21CHF!Neuchatel Tourist Cardの割引で16CHFになりましたが、なかなかのお値段です。

正直言って、資料コーナーを見るだけでは大して面白くないです。ツアーはフランス語とドイツ語でのみで、英語での解説ツアーは無いと思われます。ツアーは4~10月の間は10時半、(12時)、14時。冬期は週末のみとかそんな感じです。7月の土曜日だったので大賑わい。

建物の裏にある旧坑道に入ります。内部は年間を通して気温8度。涼しい!

1時間半かけて、およそ1㎞の坑道を歩きます。最盛期には100㎞近い坑道が掘られていたそうです。

階段の上り下りもありますので、足元しっかりがお勧め。階段部分には灯が点いていましたが、

基本的に照明は最小限で、しかも天井の高さは必要以上に高くはないので閉塞感を感じる人もいるでしょう。実際、入ってから割とすぐに、閉所恐怖症なので止めます、とガイドに申告して戻っていった人がいました。入場料高いのに・・・

鉱山は1711年に発見され、1712年から発掘が始まりました。はじめは医療や薬品用に細々とした採掘でしたが、1873年からは英国企業により大々的に開発が進められ、1986年に操業が停止されるまで、ここからのアスファルトが世界中の舗装路に使われました。パリ・ロンドン・ニューヨークの路面もここのアスファルトが使われてました!

アスファルトというと濃い灰色のイメージですが、元はこうした薄茶~濃い茶色の岩。アスファルトの含有率の違いは色で判るそうです。1986年に採掘を止めたのは、採算が取れなくなったから。現在は品質はこの鉱山からのものに劣るけれど、原油からの副産物としてずっと安く精製したものが使われています。坑道の足元は未舗装でかなりボコボコ。片手に懐中電灯(人数分は無かった)、もう片手は見知らぬおばさんに手を掴まれていたので(承諾済み)なかなか写真が撮れませんでした。

こちらは採掘した鉱石を運ぶのに使った重機。

別ショット。鉱山での一般的な労働のイメージと異なり、馬や重機などが坑道での運搬に使われ、労働条件は悪くなかったようです。かなり年を取るまで働いていた(働けた)鉱夫も珍しくなく、高給取りでもありました。鉱夫は近隣の村民が優先的に採用され、Val de Travers周辺に見られる立派な家はしばしばこうした鉱夫の稼ぎで建てられました。

資料コーナーにあった、馬を使っての鉱物運搬。馬は1975年まで使われました。

本館建物にはレストランがあり、普通に食事もできます。名物はJambon cuit dans l’asphalte=アスファルトで焼いた肉(塊肉のハム)。12月4日の鉱山の守護神・聖Barbeの日に鉱山で肉を焼いて祝ったことが起源です。上の写真は肉を焼く際に包んでいた覆いの部分なので(肉が食べられた後)何それ?ですが、下の動画を見て納得。メニューによると、パンがついて20フランです。一人分がどのくらいの量なのか、私は食べていないので不明。あと、このレストランでNeuchatel Tourist Card提示で無料でワイン一杯いただけました。Neuchatelが誇るロゼOeuil de Perdrix(2026年7月の話)


https://www.mines-asphalte.ch/

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