1976年の映画カサンドラクロス

先日WHOが発表した「クルーズ船でのハンタウイルス集団感染収束」ニュースを聞き、突然思い出したのが映画The Cassandra Crossingの題名。思い出したのが題名なのは、私は実際に見たわけではなかったから。映画好きだった姉らが「ものすごく怖い」と語っていたが姉が実施に映画館に足を運んだのかどうかも不明。病原菌に感染した乗客を乗せたまま、国を越えて走り続ける列車、奮闘する乗客・・・という荒っぽいストーリーだが、50年前のまだ病原菌だとか国家的陰謀等の知識がそれほどなかった私にまでおぼろげに残っていて、突然蘇ったのだから記憶と言うのは実に不思議なものだ。

ハンタウイルスの終息宣言を聞いた時、船は隔離するにはもってこいともいえるが、太平洋の真ん中を航海するような船と違ってクルーズ船の場合、岸からそれほど離れず港から港へ頻繁に寄ってくからなあ、、、などと連想していたら、そういえばカサンドラクロス!題名だけ憶えている映画!

今は21世紀も4分の1が過ぎた世なので、ネット上であらすじを調べ、Youtubeに全編動画があったので視聴。出だしはジュネーブの国際保健機構。秘密裏に開発されていた病原体に感染したテロリストの一人が国際列車に乗り込んでしまったからさあ大変。ジュネーブからストックホルムに向かうはずの列車は進路を変えさせられ、乗客は列車内に閉じ込められる。あっさり病原体への治療法が見つかったのにも関わらず(どういう病原体なんだ?)、老朽化した橋(これがCassandra Crossing)に列車を侵入させ、乗客が乗ったままの列車ごと谷底に落として事実を闇に葬ろうとする陰謀!

それに対抗して奮闘するのがソフィア・ローレンとリチャード・ハリス(ハリーポッターの魔法学校の校長先生)。この二人はなぜか感染せずにパワフルに駆け回る。ハッピーエンドというよりは、かなりの犠牲者が出てしまったのはハリウッド映画ではなく、イタリア等のヨーロッパが中心になって制作された映画だからかしら。前述の二人の他にもバート・ランカスターやマーティン・シーンなどの豪華キャスト。私はこの映画で、後の殺人事件及びその裁判で有名になったO・J・シンプソン氏の姿を初めて映画内で拝見。

映画内でジュネーブ駅とされているのは、バーゼル駅で撮影されたそうです。突っ込みどころが満載な色々と雑な設定、しかも終わり方があんまりな映画だが、公開された1976年から50年後の今日まで起こった数々の疫病の流行を振り返ると、どうかこの先は平穏であってほしい、事実を隠蔽するようなことは止めてほしいと思わずにはいられなかった。

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