スイスの温泉(5)Leukerbad (後)Leukerbadtherme

3軒目Leukerbadtherme

観光案内所からの坂を下りたところにあり、以前はBurgerbadという名だったようです。前回のWalliser Alpenthermeと同時期に訪れましたが、こちらは人が大勢入っていて人気。泡が出たり打たせ湯のあるプールで大人がはしゃぎ、それとは別に子供用のプールもあるので家族連れに便利。ただし併設の簡易食堂、飲み物もサンドイッチもスイス人もびっくりのお値段。入館料はプールのみで3時間28フラン、一日利用は35フラン。サウナは別料金。入口、ロッカー、更衣室がある階がレベル0。そこから-1、-2階と降りるとプールがある階。室内プールはー2階、外プールは-1と-2と2層になってるのですが、2基あるエレベーターのうち1基は-1階までしか行かない(その先は階段)という建て増しした?構造になってます。

腕につけるタイプの磁気鍵 入館時刻も記録される

入館に際してはリストバンド風の磁気カギを渡され、ロッカーの鍵部分に押し付けてロックします。緑のランプがつけばOKだが押しが弱いと赤ランプ。うまくいかないときは手首から外して思いっきり押しましょう。リストバンドには番号が付いていないので(空いているどのロッカーでもOK)、番号が分からなくなったら廊下にある機械にかざすと番号が表示される仕組み。

これが市役所かな?ここも分相応に大きな建物を建ててしまったらしい

Leukerbadは他のスイスの観光地に良くあることですが19世紀後半にイギリス人観光客を対象として近代的なホテルが多数建てられた後、1980年代から町を挙げての観光開発が行われ、前回のWalliser Alpenthermeや市役所を含む大型建物の新設、Burgerbadが拡張され現在のLeukerbadthermeになりました。

Zemmi峠のそばから見たLeukerbad

が、分不相応の投資、予算超過によりとんでもない額の借金を抱えて町の経済が破城、大ニュースになったそうです。市政は長年州の監督下に置かれ、大型開発を進めた市長が禁固刑をくらう(色々出てきたらしい)という波乱万丈な黒歴史、、、

ここ、Waliser Sonnenwegというロングトレイルのコース途中にあるくらいで、Waliser(あの独特の黒い木の家々を建てた人々)の昔からの集落部分も残っている町です。前回の地図で緑の太線がそのハイキングコースで、そこは昔からの道だと思います。

Leukerbadには結構大きいスーパーMigros、薬局、パン屋、数々のレストランがあります。また町の中心から北へ上ってすぐのところにあるAlti-Molkeriでは地元やGemmi峠付近で作られたチーズが多種あり、お値段も手頃でした。チーズ以外もハムなどの地場産品も売ってます。Leukerbadの最盛期シーズンはスキーの冬です。次が夏で、春と秋には観光客も減るのでゆっくりお湯を利用するのならこれらの季節でしょう。標高が1400mあることにはご留意ください。宿泊時にもらえるカードでGemmi峠へのロープウェーが割引になり、ここからの眺めはなかなかです

Waliser SonnenwegはBrigからKanderstegへの鉄道を上から見ることもできる道(2014年)

Leuk駅からのバスは通年、昼間なら1時間に1~2本あります。帰りの切符は観光案内所でも買えるという話も聞いたが未確認(バスターミナル内には切符販売機はなく、シーズン時にはバスが結構混みます)

Leukerbadthermeの説明サイト:

https://www.leukerbad.ch/therme

Leukerbad観光サイト:https://www.leukerbad.ch/en/

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