北から歩いてきて、St. Chrischonaの町に入りました。St. Chrischonaは、現在は隣のBettingenの自治体に属しています。
St. Chrischonaの教会。30年戦争時に荒廃し、現存するのは再建されたものですが、元々は巡礼路にあった歴史のある教会。バーゼルには三人の聖女(Chrischona、Margaretha、Odilia)を祀る伝統があり、ここChrischonaの丘、以前通ったドイツのTüllingenのOttilien教会、ここからほど近いスイスのBinningenのSt.Margarethen、バーゼル近郊の丘に建つ、3つの教会が三人の聖女を祀っています。夜には三か所で明かりを灯すとお互いの無事を確認できる距離にあったそうです。
Chrischonaには高さ250mのテレビ塔があり、スイスで一番高い塔。1984年より運用。建造物で一番高さがあるのはValais州にある水力発電用のDixenceダムの285m。ロッシュタワーも200mを少し超える位なので、日本のスカイツリーの634mに比べると全然大したことないですが。
テレビ塔はテレビやラジオの他にSwisscom(日本のNTTに当たる通信電信会社)が使っており、塔からの眺めはライブカメラで見られます。そこまで高く上がらなくて、地上を歩いていてもなかなかな眺め。
前回見た境界石にあった白地に赤の杯。現ドイツのVon Wolhusen家にさかのぼる、Bettingenの紋章。Bettingenは1513年にバーゼルがWolhusen家から「購入」し、これにより、その後Bettingenがバーゼルと共にスイスに属することになりました。
1833年にBasel(バーゼル)州はStadtとLandschaftの2つの準州に分離します。BettingenはBasel-Stadt(都市)に属する唯一のrural、自然に囲まれた自治体。それというのは1627年にBettingenが「都市部」であるRiehenと、独立した自治体ではあるものの「融合」した関係になったからのようです。「融合」はしても、BettingenとRiehen、わざわざ境界石を置くくらいだから、ちょっと複雑な関係なのかしら~
St. Chrischonaを南に行った所で、再びドイツとの国境線に近づきます
黄色のハイキング表示板が示す道の曲がりのすぐ脇に国境石発見!この柵は人を排するというより家畜放牧用の柵(牛などが外に出ないようにするための柵)で、国境とは関係ないので越えても良い柵ですが、既に十分国境石を堪能した後なので、遠くから眺めるだけにしました
111aの国境石、1910年の設置でLG(Landes grenze=国境)ですが、BaselとRB(バーゼル大公国)との間の境となっています。
写真と歩行は2025年5月上旬










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