Basel (13) Riehenの検問所から出発

ロングトレイル

Dreiland-Wanderwegの続き。天気が悪かった前回の遠征から日を改めて今回は日帰り。前回から2週間後の5月上旬。ほぼ赤丸がついた緑の太線の部分を歩きました。

この日のバーゼルは青天。一応観光名所のRathaus。

ヨーロッパ最大(?)の音楽イベントEurovision Song Contestの開催を翌週に控えて、市内中心部は賑やか。

前回切り上げた所からほど近い、Riehenの国境検問所まで、トラムの終点Riehen, Grenzeまで行きました(左上端赤の矢印)。

終点でトラムがくるっと一周するのですが、そこに公共トイレがあった !標高285m。トラムは終点だけど、車道はそのままドイツ内にまっすぐ走っています。Grenzeは検問の意味。検問所らしき建物はあれど、現在はきっとフリーパスだろうなあ。

線路に向かい、

線路の脇を歩きます。実は線路の反対側に渡るために大回りします。Badischer鉄道駅からはドイツ方向に2路線出ていて、前回の、ほぼ真北に向かうWeil am Rhein駅とは別方向、北東方向への路線、Lorrach方向への線路。

線路を離れたら東側の丘に、緩やかに上って行きます。

国境線と少し離れていますが、国境線とほぼ平行に歩いています。左手の住宅地はドイツ

バーゼル市の中心を眺めたところ。右手の丘を、前回下りてきたわけで、丘の下の方に国境があり、右手にはドイツ。

前回下りてきた丘を正面から見たところ 丘のてっぺんから斜めに下りてきて、国境地点で国境石を見たわけ

バーゼル市の中心を眺めたところ。Rocheのツインタワーが左の方角に見える

大分上った所で、草地の中に国境石発見(真ん中辺りに小さく見える白い物体)。標高339m、地図では緑太線の道から少し北側に離れて47番の印がある場所で、国境線が画面を水平にずーっと伸びてるわけです。手前がスイスで石の向こうはドイツ。

草地なので近づいてみました。これはもちろんBasel-Stadt州の白地に黒の司教杖の紋章。国境石の設置は1800年

これが国境線

黒と黄色の顔のようなかわいいマーク!これはVon Schönau-Stetten、貴族Schönau家の領土を示しているそうです。確かに紋章がこれですね。47番の国境石についてはこちら。設置年を1600年としてあるけど石自体には1800と刻まれてるしなあ。

こんな草原にポツンとあります。右手の森で少しこんもりと丘状になっているのが、

別名Eisere Hand (Iron hand、鉄の腕)、ドイツ領内に細長く入り込んでる丘陵かと思われます。周辺も含めて森で、どういう経緯でこの部分だけスイス、というかバーゼル領地になったのか分かりませんが、国境石がしっかりみっしり点在しているらしい。地図の紫の点、時折数字が付いてる点です。国境線上に道があるようだし、いつか歩いてみたい。

写真と歩行は2025年5月上旬

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