前回は谷沿いの集落を結んで歩きましたが、今回はJuf(2126m)から上へ、地図では上端に見える湖・Obera Fluesee(2789m)まで行ってきましょう。
Jufから北東方向へ登り、集落を見下ろしたところ
Jufの南東側の眺め。Jufで舗装路&バス路線はお終いだけど、その先もしばらくは谷は続いている
前回ご紹介したAvers谷を上から眺める。Andeerから谷沿いを走るバスは、前半部分は峡谷・急流・迫りくる岩壁に挟まれたところを走りますが、Jufから前回歩いた辺りまではとてもなだらかな谷。
最初の分岐で35番の道(太緑線)から離れ、左手へ。登り始めて1時間 この日は雲が多く、雲が斜面に影を成す。右手の山はWengahorn (2849m)かな
2488mの分岐でも左側へ
段々と岩がゴロゴロしてきて
歩き始めて2時間。2838mの最高高度地点に近づく頃には緑はほぼ無し
Obera Flueseeの湖まで来ました。空が青くないので湖の色も灰色気味なのが残念。晴れたらそれはそれで暑いんですけどね。ここで方向変換。
Aversesの谷方向はずーっと下です。
健気に咲いていた花の写真。2500mまで下がると忘れな草が咲いていました。
Aversesの谷方向 なるほど高い
2681mの辺り、水平方向に真っすぐに伸びてる道に合流します。35番の道、Walserの人達が移動してた道。Jufを含めたAvers谷の集落は周囲のロマンシュ語ではなく独特のWalserドイツ語圏(ドイツ語方言の一種)。Avers谷には13~14世紀にやってきたWalser達がそれまで住んでいたロマンシュ語を話す人達を駆逐して住み着きました。
StallerbergからJufへ向かい、どんどん下りていきましょう。
石造りの小屋があり、壁に鹿などの頭の骨が掛けられており、狩猟時に使う小屋かな。
Jufに着きました。3時間半くらいで戻ってきました。
写真と歩行は2025年6月下旬
JufからObera Flueseeまでの概要:
https://www.graubuenden.ch/en/tours/from-juf-to-the-flueseen