再び線路の東側に移って線路に平行に歩き、
キャンプ場、Zoo(ミニ動物園)、プールを過ぎた先、
ハイキング道の表示(黄色の表示板)が二股に分かれます。Route des diligences、Via Cookの黄緑のマークがついてる表示の方向、Finhautの方向へ向かっているのですが、ここで右、本当に真右、家と家の間の小路に入っていきます。表示はあったのですが、前に車が停めてあったので、つい真っすぐの舗装路の方に行ってしまって引き返した・・・
La Medettazの無人駅で線路を渡り、向かいの斜面を上りながら左(南)へ。
私が歩いているのは四頭立て客用馬車のためだった道。左手が低くなって林、その先に線路があります。
この馬たちは馬車を引くこともないんだろうなあ。
道がなくなる、と思ったら、ここで線路に下りて渡るのでした。電車もゆっくりと走る区間ですが、十分確認して気を付けて!
深い谷。
線路を渡ったら斜面を下り、舗装路に出ました。
その先を進むと岩をくり抜いて屋根を付けた(トンネルにした)道を歩きます。前方に橋が架かっているのが見えます。
Gorge du Triège(Triege峡谷)、はるか上空には鉄道橋。さっきまで線路と同じくらいの高さにいたのに随分と下りたのですね。
私が渡る方の橋。
峡谷の入り口に小屋があり、小屋の横から峡谷ハイキング(1時間程度)ができます。この日は無人で入り口も施錠されていました。開くのは大体5月下旬から10月末まで。
Trétienの町。本当に急斜面上に家が建っています。なんと、道路に面した建物内にトイレがありました。シーズンには峡谷目指して観光で来る人も多数いるだろうに(町の手前に駐車場もあった)、この集落にはレストランも何もない!というわけでトイレはありがたいし、必要不可欠だよなあ。とてもきれいなトイレでした。
車道から上って行った先にTretienの駅があります。また、峡谷にアクセスできる時期限定の運行ですがバス停もあります。
そして何と!車が通れる舗装路はTretienの集落までで終わっています。こうした感じの土の道は続いているので歩行者、自転車で通る分には問題ないですが、この先のFinhautやChatelardへ車で向かうには、MartignyからForclaz峠経由で大回りしなければなりません。車の場合、距離はそれほど問題じゃないですけどね。ある意味、馬車が走ってた時代の方が便利だったともいえますね。この先しばらく、車の音が全くしない、とても静かな中を歩くことができ、至福でした。
歩行と写真は2025年5月中旬
Triege渓谷について、Valais州の観光サイトから:
https://www.valais.ch/en/explore/activities/natural-sites/geological-sites/gorges-du-triege
Trient谷の観光サイトから:
https://www.valleedutrient.ch/en/triege-gorges-fp258