ジュネーブの東側(5)Sionnet湿原からChoulexへ

Jussyを出発。遠くの山々。

Lullierの集落を抜け、

西=湖の方向へ緩やかに下りていきます。薄く青く見えているのは湖の対岸のそのまた西のジュラ山地。

こちら側にはサレーヴ山塊。

緑地の向こうに、この時期には薄茶色の草地が見えています。

Les Creuses、Pres de l’Oieの辺りは湿地&水辺になっており、迂回して歩くようになっています。ここは北西からはSeymaz、北からはChambet、東からはNant du Paradisと3本の川が流れてきており、

一帯はMarais de Sionnet(Plaine de Sionnet)という自然保護区。Jussy、Lullier、Sionnet周辺のSeymaz川流域の湿地帯は1916年~1932年にかけて干拓して農地になりましたが、一部は2002年より再自然化、湿地に戻す事業が行われました。

もっとも3月末のこの日はそれほど湿地らしさはなく、草ボーボーで自然のままと言う感じ。

短いながらも木道。週末の午後ということもあってか、この一角だけかなりの人で賑わってました。

このままこの人出と共に歩くのかなあ、と思ったら、木道から直角に方向を変えると、あっという間に人が少なく(いなく)なりました。

丘の斜面(とっても緩やかで低い、高低差30mくらいか)に広がるブドウ畑に上ります。

遠くの山々はフランスの。左側に頂が尖がってる山があり、そのすぐ右に見える、真っ白いのはモンブラン(標高4808m)。モンブランはフランスとイタリアの境になっているので、モンブランの後ろはイタリアか。

北側。左奥に出発地のHermancceがあるはず(見えないけど)。

丘の端にChoulexの教会があり、

教会はChoulexの町より高台にあるので眺め良し。Choulexの中心はこの右側。ブドウの葉はまだまだこれからです。

Choulexを抜け、

Choulex, villageのバス停は町の端にあります。レストランは2軒。1軒はバス停のすぐ近く。周辺で収穫したブドウを使ったワイン醸造所も多数あります。

ハイキングコースEntre Arve et Lacはここがゴール。18㎞で所要時間は4時間25分とありましたが、私は前半のHermancceからGyまで2時間20分(趣味の国境石を見に寄り道してる時間は含まず)、GyからChoulexまで3時間かけて歩きました。起伏はほとんど無いけど意外に時間がかかりました。途中バス停や食事処が多数あり、犬の散歩の人も多くみられる気軽な散歩コースです。Hermance、Gy、Jussy、Choulexなどからバスでジュネーブ中心部まで乗り換えなしで戻れます。

歩行と写真2025年3月末

Sionnet湿原について:

https://www.pronatura-ge.ch/fr/nos-reserves-naturelles-marais-du-chateau

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