どんより天気から半年後、Gy(ジー)からChoulex(シューレック)までの続きを3月末、初春の中を歩きます。
今回もブドウ畑地帯。地図上では緑の短い細い縦線で表されています。
Gyの教会。宗教改革以降、17世紀初めに造られた、ジュネーブ州で最初のプロテスタント教会。
小学校。左側の建物についてる、麦の穂の束はGyの紋章。Gyの人口は1960年代の150人から2020年代は500人に増加。
Gyにはレストランが2軒。右端の新しめの建物は「4,5,6 cueillir des cerises」というレストランで、
前を通ったら「Gyのワイン」地元ワインのリストが。
3月末だとまだまだ葉が無いブドウの樹。
すぐに次の町Corsinge
Corsingeから東に向かうと、
mierunoga 南にぽっかり見える山はSaleve(サレーヴ)。
Saleveから左(東)に離れて見えてたSignal des Voirons(1480m)。見分け方は、Saleveの方は、この辺りから見ると右側がストンと垂直に切れて、左側が緩やかなのに対し、Signal des Voironsはその反対。
ここより南に位置するジュネーブ市街からだと、近くに見える山はSaleve一択なんですよね。私は前回Hermanceから歩いていた時に南東に見える山を全てSaleveと思ってましたが違っていた。Hermanceはジュネーブ市街より随分と北に位置するので見える山、特に近場にある山が違うのだな。
元は城で今はワイン醸造所になってる大きな建物を過ぎると、Jussy(ジュシー)の町が見えてきました。
Jussyの学校関連建物。
隣接してこちらも学校。この横にサッカー場があり、道の脇にベンチがあるので一休み。ここまでGyから50分。
町の中心に向かいます。
教会。Jussyもまた中世以降、ジュネーブの教会かサヴォアの支配下にあり、1816年のトリノ条約で周辺地域と同様、ジュネーブ州に含まれスイス連邦に加わります。
1891年に開通した路面電車により11㎞離れたジュネーブ市の中心まで50分で行けるようになり、それまで農業地帯だったJussyからジュネーブに働きに行ったり、ジュネーブからJussyに遊びに来たりする往来が活発になりました。路面電車は1930年に廃止。
Jussyには食事処が2軒。JussyとGyの間はCorsingeを通る他に、東側の草地&森の中を通り、フランスとの国境近くを通る、大回りの経路もハイキング道のマークがついており、周回コースとしてハイキング本に紹介されています。
歩行と写真は2025年3月末
JussyのHP:https://www.jussy.ch/
Jussyのワイン蔵の一覧:https://www.geneveterroir.ch/fr/localites/jussy/608