国境越えてスイスに入って、やあ、久しぶりだねスイスの牛たち!(数時間ぶり)
いつものハイキング方向板。135番Sentier de la Jougnenaに加えて70番のVia Francigena。
草地の中の舗装道を歩いていると、左側に入る方向板があり、「Voie Romaine」とあります
この、舗装路から左の森の中に入る小道で、
遠くに見えるこの家が目印。
森の際沿いの小径の先には
石のオベリスク?小柄な人の背丈ほどはある
小径は森の中に入ります。とても歩き易く気持ちの良い道で、反対側の舗装路まで500m程度の距離なのですが、最後の200m分くらいかなあ、
小径が岩で覆われている!
この辺りは凸凹も目立つ岩々です
少し行くと滑らかになり、
表面が均一で、両端に二輪馬車の車輪が入る溝がはっきり残っています。
おそらくローマ人がブルターニュを制圧後の西暦50年頃に造られた「舗装路」。
イタリアとガリア(フランス)地方を結び、ゲルマニアとの国境警備のためにローマ人が整備した道路網の一環。
しかしそれより前の古代から知られた道でありました。そして19世紀半ばまで、何度も書いている、フランス東部のSalins-des- Bainsなどの塩鉱山からの塩をベルンなどに輸送するのに使われていた道でもありました。
舗装路に出る直前には「パリまで390㎞、ローマまで720㎞」との表示板。
舗装路の前にはVoie Romaineの立派な看板があります。森の中には複数の小径の分岐があり、私は最初は岩を穿った道の跡を通らずに舗装路に出てしまい、Ballaignesに向かう途中でこの看板を見つけ、そこから無事岩跡を見ることができました。この看板を見かけたら是非、奥の森の中を覗いてみることをお勧めします。
歩行と写真は2024年8月中旬
https://schweizmobil.ch/en/place-of-interest-33-roman-road-track-to-transport-salt