Venoge川のほとりを南下しています。
バス停「St-Sulpice,Venoge Nord」で一旦舗装路に出て、
ロータリーの下をくぐり、向かいの林の脇を進むと、
ああ、湖面とその向こうの山々(フランス領)が!
ここまで来るとVenoge川もゆったりと流れるようになり、川幅も広く、船が係留されてます。川沿いの小道も木片チップを敷き詰めた仕様。
そしてついにレマン湖畔に到達!やはり嬉しい。この日は天気が悪く、波立っていて、
波を目当てのサーファー(居るんですよ!)も見かけました。
この先は湖を右手を歩きます。しばらくするとゴロゴロした小石だらけの浜が前方に見えてきます。左側、少し高くなったところに道が出てきているのでそちらに移ります。
密で高い生垣で隠された左側は高級住宅地。St-Sulpice(サン・シュルピス)には晩年のシャルル・アズナブールも住んでいたほど。生垣と生垣の間の細道を歩きます。
この辺りでは船をお持ちなお宅も多く、このようにプライベートなはしけ。「PRIVÉ」とあったら「私有」つまり「立ち入るな」ってことですのでご注意。生垣の間の小道から、左への分岐が一度あり、一度目は小道から途中でアスファルトの道に代わる、住宅街に出る道です。もしそちらに出てしまっても、平行する道なので特に不都合はありません。後で出てくる(見えてくる)教会に向かえばよいだけです。生垣の間の小道を進むと、「Village(町)、débarcadère(波止場)」の小さな看板が出てきたところで左に道なりに曲がります。
舗装路に出て、中央奥に教会の屋根。突き当りを右に曲がると
12世紀に建てられた教会。
12世紀の教会なので内部の窓が小さく壁が分厚い!
教会の向かいにはフェリーの船着き場と広々とした緑地。反対側にはレストラン。確認するの忘れましたが公共トイレもあった気がする。
湖畔を進みます。北側の大きめの建物が密集しているのはEPFL(連邦工科大学ローザンヌ校)とUNIL(ローザンヌ大学)。長方形に穴ぼこがあいた、まるで穴の開いたエメンタールチーズのような形はEPFLのロレックスセンター。ロレックスがお金を出した建物というわけで時計が陳列されているわけではなく、図書館なども入っている複合施設ですが、日本人の建築家の設計で斬新な形。一般人でも中に入れます。レストランもあるし、軽食どころも。
今回はそちらへは寄らず、邸宅の間の道を。と思ったら、更地にして大型建物を建ててる最中の工事現場もあり、閑静な高級住宅街も変わりつつあるのかな。
中央から右にかけてのびる丘陵地帯。正面はローザンヌにかけて建物がびっしり立ってますが、その右側はラヴォーのブドウ畑が広がる斜面。
船。
左側にはスポーツ関連の敷地。この辺り、特に昼時にはジョギングの老若男女が飛ばしてきます。
小さな橋を渡ります。
Chamberonne川の向こうはLausanne(ローザンヌ)。
湖畔は都市住民の憩いの場所。天気の良し悪しに関係なく本当にいつも多くの人が歩いています(週末の午後などは多すぎかも)。個人の家々が湖畔にあるところを過ぎるとテニスコート、ボート競技などのスポーツ関連施設やコート、そして公共トイレに困らないのが湖畔歩きの良いところです。Chamberonne川を越えると湖を眺めながらの食事処も出てくるし。
写真と歩行は2023年4月中旬