Ste-CroixからVuitboeufまで下ります。Ste-Croixからは複数の名前付きのハイキング道（緑の太線で表示）が出てますが、Via Francigenaは緑線に赤丸がついている経路。
Ste Croixの駅の道を挟んで向かいにはハイキング道の方向表示板と、トイレ（無料）。
駅を出て右手にカフェレストランが一軒。駅から少し離れて町の中心部があり、そこにはもっと何軒かの食事処があります。
駅から右（東）に車道（歩道付き）を下りていきます。途中まで70番と5番の道は共通。70番のVia Francigenaの方は、2本の緑の太線のうち、より車道に沿った道。
2016
Ste-Croixの標高は1000mを超えていて、5～6月でもひんやりしていることもあります。冬は前回のL’Auberson、そしてフランス側にかけてクロスカントリースキーが出来るところです。そして、冬にはもっと標高の低いところが霧に覆われている時でも青い空が拝めます。
このコース、私は2012年と2016年、なぜだか2回とも11月の中旬と下旬に歩いていまして、ご覧のようにすぐ下には雲のように見えるけど霧だか靄だかが見えます。
車道から森の中の道に入ると段々と霧が深くなってきて
ついに真っ白！
駅前の表示板の集合体でも右下に茶色の札がありましたが、Ste CroixからVuiteboeufまでは「Voie historique」＝歴史的な道なのです。
カンタベリー大司教やその他の巡礼者が歩いてただけでなく、ローマ帝国時代からフランスとローマをつなぐ道として、通商路としてもとても重要でした。17世紀以降は四頭馬車での貨物輸送も盛んに行われ、石灰岩の地形に馬車の車輪を添わせる溝、轍が彫られた道が整備されました。しかしながら道と溝がどんどん削れてしまうくらい馬車の往来が激しく、岩を削りなおして道を平らにして溝を掘り直し、、、、と何回も削った跡、左側が川岸段丘のように段々になっている、ように見える・・・
歩行と写真は2012年11月中旬と2016年の11月下旬
Ste-CroixからVuiteboeufの間の歴史的な道について（英語）
https://www.myswitzerland.com/en-ch/experiences/route/wheel-ruts-in-the-vaud-jura/