前回までに出てきたワイン一本の値段、日本からいらした方が驚くのがスイスでのワインが意外に安いことではないでしょうか。物価が高いイメージがあるし実際高いスイス、特にレストランやマクドナルドの値段に衝撃を受けた後に店頭で見るワインひと瓶の値段が安い!
これは何かのワケアリ品?というわけではなく、スイスに住む人の大多数が普段飲んでるワインはそんなに高くないです。スイス産ワインだったら10フラン台からあり、20、30フランを超えると「おぉ!」となるのではないでしょうか。
ということで今回はデパートのManorとドイツ発祥でヨーロッパ26か国に店舗を展開する、安さが売りのスーパーLidlのチラシから今週のお買い得&お勧めワイン。
まずはスーパーLidlのイタリアワイン。数字はスイスフラン(現在1CHFは124円くらい)。イタリアワイン、一番左のは元値が28フランなのが4割引きで17フラン近くになってますが、他のは10フラン以下。
スイスに住む人、&ヨーロッパではワインが日本よりずっとずっと日常の普段使いの飲み物なんだと思います。ビールに近いか?もちろん、もっと高いワインもありますよ。
続いてはLidlよりは高級感のあるデパート感覚のManorのチラシからスイスワイン。やはりスイスでの人件費その他を考えるとこの値段になります。普段スイスに住む人が飲んでるワインというのはこの価格帯なのだと思いますが、スイス人でもスイスワインは飲まないという人は多いという話も。
レストランなどの食事処での「お飲み物」。場所にもよりますが、コーヒー、お茶、ミネラルウォーター等、一番安いのが3フラン台後半からの値段になると思います。グラスワイン(1dl=100ml)は、vin ouvertという既に栓が開いている、ハウスワインとも呼ばれるワインの一番安いのだったら3フランから4フラン程度、つまり一杯飲むならワインはコーヒーや水と同じ扱いなのではないでしょうか。
何回か書いているように、スイスではピザ屋でもレストランであっても、多分コーヒーだけ飲んで帰ることができると思います。予約が必要な所とか超混んでる時間帯は「飲み物だけでも大丈夫?」と入店時に聞くのが安心ですが。
さてワインが特別に気合が入った時に飲むお洒落な飲み物じゃないとしたら、特別な日には何を飲んでいるのか?ちょうどバレンタインに向けてのチラシ。花束の下にはProsecco(プロセッコ、左)とシャンパン(右)。プロセッコとはイタリアのスパークリングワイン。両者とも値段はピンキリありますが、開栓時にポーンと栓を飛ばす点から発泡系は若干の祭り感が出るのか?
バレンタインデー、こちらは男が女に花やチョコレートをあげる日です。
チョコレートと花は贈り物の鉄板。
これなど特別な日ですが値段を上げるというよりピンクといった「色」に走ってますね。
こちらはManorの今週の割引ワイン。イタリア、スイス、フランス。2段目の右3本はプロセッコにシャンパンと発泡系でロゼでバレンタインを意識しているか。最後のはいきなりの51フラン。
Manorは実に良いイタリアワイン(高くない)があるんですよ。イタリアと太いパイプがあるらしい。ハートたっぷりのラベル。
ハートの容れ物に寿司というのは他の店でもバレンタインに向けて推してます。
バレンタインデーには花の特設売り場があちこちで作られ壮観です。知人はお母さんの誕生日が2月15日なので毎年翌日に半額となった花束を贈ってる、と言ってました・・・
花、ワイン、チョコレート。予算配分は人それぞれ。それでは皆さんよい一日を!