スイスでの看板などの表記は二言語都市Biel/Bienne等少数を除いて4つある公用語のうちの一つの言語でのみ。駅でも英語表記は意外に少ない。いや、英語での表示は外国人観光客が多い観光地か空港駅くらいでしか見かけない・・・かもしれない。
日本の我が実家がある市、ここ外国人観光客は来ないよなーと思うが、気が付けば駅には日本語・英語・繁簡の中国語・ハングルでの表示が並んでいる。親切だわ、日本!しかしそこまでする必要あるのかしらとも思う。
スイスの教育現場では、ドイツ語圏でもフランス語圏でももう一つの公用語より、英語を重視する傾向がどんどん強くなっているし、実際皆さん英語力磨くのに懸命。でも、街に英語の表記はそれほどないのだ!
列車内での次の到着駅の情報については英語でもアナウンスしてくれる列車もあるけど、それよりずっと重要な遅延や運行停止などの突発的情報は滅多に英語で言ってくれないこと。相当大きな駅でもほとんどない。これはヒドイ!!!
工事(これは本当にしょっちゅうやっている)の時の迂回路、鉄道のバス振替時の案内、これらも現地人でも簡単ではないですね。同じ名のバス停でも行先別、反対方向のバスでは随分離れた場所にあっても案内板なかったりするし。
久しぶりにハイキング路表示板。これは完全に現地語表示のみです。地名と参考所要時間は問題ないとして、時々出てくるのが現地語での「ちょっとした情報」。Ubrige Richtungen Wegweiser 115m=「(ここで表示した以外の)他の行き先の表示がこの方向115m先にありますよ」。左側100m先にもあるようですね。ここでは限られた行先しか表示してないですが、もう少し先にもっとたくさんありました。
Tourisme pédestre=ハイキング道。à 240m à droite puis à 50m à gauche=240m先で右折して、さらに50m進んだ先で左折
畑作地帯であったこの表示。2.2㎞、四つ辻を4つひたすらまっすぐに越えます。
こういう感じのところで、大型農業機械の通行の邪魔になるので表示板を付けられないところでした。
Suivre la lisière=「縁をたどる」 表示が立ってた林と緑地の境界線をたどった先に別の表示が待っていました
これは4か国語で書いてある!歩いていたら突然道を通せんぼ。木を伐採中につき人間も車も馬も通れませんの表示。しかし英語なし。4か国語目はロマンシュ語です。ここを通ったのは日曜日。休日は伐採作業も休みだろう、と強硬突破したらこの先で本当に道が切った木で覆われていて大変苦労したことを思い出しました。いやだって、通行止めにするならもうちょっと前から表示してくれよーほんの一部分なのにーと思ったので・・・いや大変だったわ。可能なら迂回しましょう。まあ、色々出てきますが、想像力を働かせて歩きましょう。