14:30 Sonlertoが遠くに見えてきました。
見えてきてから10分以上、草原を歩くのですが、ここのビロードのような草地のことはなぜだか今でも憶えています。
SonlertoにはCiossa’d Teaという、やはり巨大な岩の下につくられたヤギの避難所兼食糧庫=Spluiがあるそうです。その広さ17平米。
これがそうなんだろうか?石の階段があって屋根に上れるようになってますね。ネット上にある写真では別アングルからのが出ていてこれとは違うのだけれど、これは後ろ側からの眺めだろうか?歩きも後半、この頃になると反対側に回って見ることもなく通り過ぎちゃったのかなあ。
集落を通り抜けます。
教会堂の前を通って
高床式倉庫。
これも小型だけれど岩下の空間を活用した建築物でしょう。
食糧倉庫のすぐ外には石臼があり、また周囲には栗の木が沢山植わっていることが多く栗の実を粉にして食用にしていたそうです。そういえば、Ticinoではなく私が住んでいるVaud州でも先日歩いた道すがら大量の栗が拾えました。食料を栗に頼らなくてもよくなった現在では拾い手がいなくて大量に残っていましたが、つい70年ほど前まではスイスのどこでも食糧事情が厳しかったはず。そしてなるほど日当たりが悪い斜面でも育つんだなあと納得した次第。
14:50 Sonlertoをあとにします。Sonlertoまでの集落はすべてCavergnoに属し、2006年よりCavergnoごとCevioと合併しました。(12の集落のうち次の最後のSan CarloはBignasco所属)
Sonlertoにはレストラン&カフェMate y Mocaがあります。
歩行と写真は 2014年5月中旬