スイスの住居(3)ベランダ!

左側部分はバルコニーなし、右側はちょっとある

昔の家、特に集合住宅で今と昔で大きく異なることがあります。ベランダ(テラス、バルコニー)がどんどん大きくなっている!

狭いけどある

たとえ車通りの多い大通りに面していようとも、今から建てられる住宅では大きなバルコニーは必須。日当たりがよくて眺めが良くて、静かなら最高ですが、そうじゃなくてもやはり。

Lausanne市内

な~んでか?日本では日に焼けるから外にはなるべく居たくないと思いますが、現代のスイスに住む人は一日中建物の中で働いていることが多いので、家に帰ると寝るまでのひと時を外で過ごしたいのです。夏には遅くまでいつまでも明るいこともありますが、屋外で夕飯を食べ、お茶を飲んで喋る。何なら集まってバーベキューをやっちゃう。集合住宅の二階以上に暮らす住民は庭がないならバルコニーで。

一時代の建物の外壁には凝った作りや装飾が必須だったよう。優雅だ。今は経費がかさむからやらなそう

一方昔の人は雨の日も風の日も、寒い時も炎天下でも朝から晩まで畑や森、外で働いていたので仕事が終わったら室内で過ごしたい!そんなわけで同じ通りに面して並ぶ建物でも、ベランダの大きさ、作りで建てられた時代をおおよそ推し量ることができます。バスに揺られた時などにでも観察してみてください。

左の建物が年代物に対し、新しめの右側のはバルコニー付き Nesslau (SG)

ちなみに一見一軒家であっても、中は改装されてそれぞれバストイレとキッチンを備えた集合住宅になってることも多いです。郊外にある大きな農家の建物を投資目的で買い取って改装して複数戸の住宅として貸し出すという話もよく聞きます。

バルコニー進化系 近頃の新築はガラスで透明 攻めてます

庭のある素敵なお屋敷に一家族で住んでるのかな~と思うと集合住宅かも。どうやって見分けるか。私は外からも見える郵便受けの数で判断してます。何台も車が停めてあっても郵便受けが一つしかなかったら、おぉ、正真正銘のお金持ち!ってこと。

斜面に建ってることも多いので、うまくいくと湖と山などの景色が眺められますが景色は家賃に反映するから高い

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