前回までで鉄道やバスなどの交通機関の説明は一応終わりです。
今回はレマン湖とブドウ畑をのぞむ、とっておきの眺望ハイキングを最後に紹介してこのシリーズを終えます。
目的先はTour de Gourze、標高924m。ここへ向かう多数あるコースのうち、今回は右の赤丸Puidoux-Chexbres駅(617m)<2023年8月追記:数年前から駅名がPuidouxに変更されました>から出発して中央上部のTour(塔)に寄り、左の赤丸Riexのバス停まで下るコースを紹介します。Riexからは鉄道駅やバス停が多数近距離にあるので、まだ元気のある人はその先もハイキングを堪能してください。
湖に面した急斜面部分はブドウ畑ですが、その北のやや平坦な地は牧畜や畑作地となります。前半は牛と緑、後半はブドウ畑と一度に二つ楽しめる行程ですが、地図からわかるように、公共交通機関の停留所を示す青いマークが無い部分なので少なくとも3時間くらいは歩き続けることが出来る方限定です。
駅からTour直下まではゆるやかな上り、Tour直下から頂上まではちょっとキツイ登り、そこからRiexまではそれなりの下りです。後半の下りは膝にこたえますが、タクシーを呼ぶわけにはいきません。頑張ってください。眺めは保証します。
Puidoux-Chexbresの駅、出口は片側にしかありません。バス停がある山側の方へ出ると黄色の方向標識板が見つかるので、”Tour de Gourze 1h30min” の方向に舗装道路を上ります。
しばらく舗装道路を歩いてから土の小径に入る所と出だしさえ方向を間違えなければ、あとは各分岐に方向指示板がありますので迷わずに歩けると思います。歩く際には遠くを見渡して、次の標識を見つけるようにします。
分岐、特に他のハイキング路と分かれる箇所では注意します。ここを見落とすとそれ以降、予定していたのとは別の道なのだけど、ハイキングの道標があるので深く考えずに歩き続け、予想外の場所に到着して戸惑うことになります。(よくあるけど)
Bois de Romontとある、大きな家の前あたりからしばらくの間、湖が見えます。
続きます。